最新の三菱顔に!「RVR」が3度目のフェイスリフトを実施! 一部改良で予防安全技術「e-Assist」も進化。6速CVTに「M」ポジションも追加

三菱自動車は2019年8月22日、コンパクト SUV『RVR』の一部改良を実施、全国の三菱販売店で発売した。価格は 210万4920~250万8840円。

今回の改良は、前後のデザインを一新するとともに、予防安全技術「e-Assist」に前進時の誤発進抑制機能を追加し、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する安全運転サポート車「サポカーS ワイド」に該当させた。

RVRは2010年2月にフルモデルチェンジし、現行型は発売から9年が経過。今回の改良モデル(20型=2020年モデル)で3度目の化粧直しを実施。2019年発売のデリカD:5やeKクロスに通じる最新の”三菱顔”を手に入れて10年目へと突入することになる。

さて、そのフェイスリフトはというと、デザインコンセプトを「Impact and Impulse」とし、三菱のSUVが持つ力強さに加えて、洗練された都市型SUVとして、都会に映える魅力的で存在感のあるデザインを目指したという。

具体的には、フロントのデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を進化。左右から中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状とフロントグリル部を水平・垂直基調のスクエアなラインで構成することで、力強さと堅ろうさを表現する。フロントフェイスに厚みを持たせたことで存在感も増している。

ヘッドライトのデザインも変更。LEDヘッドライトは、ボンネットフード直下の位置に配置。バンパーサイドに配置されるのはターンランプとフォグランプでエクリプス クロスと同様。デリカD:5やeKクロスとはランプ類の配置が異なるものの、ひと目で最新三菱車とわかる独自性と上質感を演出する。また、ターンランプをヘッドライトから独立させることで視認性も高めている。

リヤのデザインはリヤコンビランプを水平基調としたほか、バンパーサイドにブラックのガーニッシュを採用。これらによりワイド感と安定感を演出している。

上級グレードの「G」には、力強さと都会的なイメージを取り入れた新デザインの18インチアルミホイールを採用する。

ボディカラーはスポーティで鮮やかなサンシャインオレンジメタリックと、強い輝きと深みを併せ持つレッドダイヤモンドの2色を新たに設定。全7色展開とした。

インテリアでは、Gグレードのシート生地に、動きのある幾何学パターンを採用するとともに、天井をブラックとすることでスポーティな室内空間を演出する。

機能面では、6速CVTに新たに「M」ポジションを設定し、スポーツモードを常時楽しめるようにした。このほか、安全かつ快適なドライブをサポートする予防安全技術「e-Assist」に、前進時の誤発進抑制機能を追加し、サポカーS ワイドに該当させた。

メーカーオプションとして新規設定した、8インチ画面を採用するスマートフォン連携ナビゲーションは、内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報の取得に対応するのに加え、スマホをUSB経由で接続すればAndroid AutoやApple CarPlayのアプリが使える。

 


[バリエーション&価格]

〈1.8L直4エンジン・6速CVT〉
G:4WD…250万8840円/FF…227万2320円
M:4WD…234万1440円/FF…210万4920円

 

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RVRの顔はこんなに変わった!

●3代目RVRは2010年2月に登場

2010年に「ジェットファイターグリル」な顔で登場

3代目となる現行型は2010年4月にスタイリッシュなイメージの都市型SUVとして登場。当時の三菱のデザインアイデンティティである「ジェットファイターグリル」を採用。ボディカラーに清流に生息する翡翠(カワセミ)の羽の色をイメージした「カワセミブルーメタリック」を設定するなど、先進的なイメージで話題に。翌年には国内SUVで初となるアイドリングストップ機能を採用し、環境性能を向上させている。

 

●2012年10月にバンパーのデザイン変更で上質感のある面持ちに

2年後に1回目の化粧直しを敢行

2012年10月の一部改良で、前後バンパーのデザインを変更。フロントグリルを立体感のある造形とし、SUVらしい力強さに上質さを持たせた。ジェットファイターグリルを踏襲しているが、縦方向に厚みを持たせてるデザインになり、より洗練されたイメージになった。

 

●フォグランプまわりにLEDデイライトを追加。デザイン性を阻害してきたフェンダーのサイドアンダーミラーが取れ、本来(!?)の姿に

”キノコ”がなくなった!

2014年の一部改良では外観に大きな変更はないが、フロントバンパー左右下部のフォグランプ周囲にLEDデイライトを新採用。さらに左フロントフェンダーのサイドアンダーミラー(キノコなどと呼ばれていた)を廃止。ドラミラー一体型とすることで洗練度を高めた。

 

●2017年2月に、フロントのグリルとバンパーの変更で「ダイナミックシールド」顔に

2度目の化粧直しで「ダイナミックシールド」化

3代目の登場から7年が経過した2017年2月に、2度目のフェイスリフトを実施。乗員とクルマを守る機能を力強く表現したフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を取り入れた。これは2015年に大幅にデザインを変更したアウトランダーで採用された新しい三菱顔にならったもの。パワートレーンの性能を象徴する中央のブラックフェイスを、バンパーの左右コーナー部とアンダーガードの3方から包み込むようなプロテクト形状が特徴。この時の改良ほかに、ルーフアンテナをロッドタイプからシャークフィン形状に変更。Gグレードのシート生地変更と、基本的にはイメージチェンジを図るのみのものだった。

 

●2017年10月に、2018年モデルとなる一部改良を実施。この時もグリルとバンパーに手を加えた

同年内にさらに改良を実施!

2017年10月に同年内2度目となる改良を実施。この時は予防安全技術「e-Assist」の採用が大きなトピックだが、フロントフェイスの大改修をしてから8カ月で再び、意匠変更を敢行している。「ダイナミックシールド」コンセプトはそのままにフロントバンパーとグリル形状を変更。よりアグレッシブでスポーティなイメージとしている。同時にリヤバンパーもデザイン変更が施された。ちなみにインテリアも大がかりなデザイン変更を受けている。

 

●オレンジの差し色でアクティブ感アップの特別仕様車「アクティブギア」を設定

特別仕様車「アクティブギア」も設定

デザイン面でみれば2017年10月に新設定された「アクティブギア」の存在も忘れてはならない。各部にオレンジの差し色を配し、フロントスキッドプレートやアルミホイールなどをブラック化したことで、アウトドアライフをアクティブに楽しめるような遊び心あるカラーコーディネーションを施した仕様だ。

 

●今回(2019年)の改良モデル。フロントセクションをごっそり変更する気合いの入れよう

そして3度目は進化型「ダイナミックシールド」へ大手術

というわけで今回が3度目のフェイスリフトとなった進化型「ダイナミックシールド」顔である。4つめの顔となり初代の面影はもはやない。ここまでの成形手術を施しながら違和感なく感じられるのも見事なもの。フルモデルチェンジ級の意匠変更は、直近で2015年のアウトランダー、そして2019年のデリカD:5と、もはや三菱のお家芸になりつつある? いや、過去にもミラージュディンゴやランサー(セディア)などもあったし……。でも昔と違うのは、前衛的デザインが(おそらく時代の先を行きすぎて?)オーソドックスなデザインに変わるのではなく、むしろ先進性や前衛的デザインが受け入れられて積極的に展開していくところにある。

安全・快適性能も最新モデルに及ばずながら進化している。RVR…じつは奥深く、まだまだ見逃せないモデルである。

 

*製品仕様・価格(税込み)などは発表時のもの


三菱自動車

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