初代スープラってどんなクルマ? playback the magazine 1986[後編]

GTツインターボ──3ℓに負けない2ℓのダッシュ力

2.0GTツインターボもすごい。ただ3.0GTと交互に乗り比べてしまうと、両車の45馬力・8.5㎏mの差の大きさをはっきりと感じ、185馬力・24.5㎏mがもの足りないかのように思ってしまう。しかし、それはあくまでも3.0GTとの対比においてだ。
ツインターボのトルクの盛り上がり、パワーの立ち上がりは強力。ECTは最終減速比を4.556と、3.0GTより約10%低めている。これがダッシュ力を衰えさせないポイントのようだ。

5速マニュアルが選べる2ℓエンジン

2.0GTツインターボの5速マニュアル仕様は、もっと瞬発力を感じさせる。1速のギヤ比3.285をもっと高めてもいい──そんな気さえするダッシュ。2速、3速の伸びも別格だ。スポーツカーのフィーリングそのもの。3速の50→100㎞/hの加速タイムは6秒弱。
サスペンションのフィーリングも、3.0GTターボより幾分シャープ。5速マニュアル仕様車で、ややタイトなコーナーを速めのスピードで抜けてみた。テールの唐突な動きはない。わずかに、そして徐々にテールが滑る挙動を示す。ほんの少しステアリングとアクセルによる修正で、コントロールできる素性のよさも見せてくれた。

●6200回転で185馬力を発生する2ℓツインカム空冷インタークーラーツインターボの「1G-GTEU」。先にソアラに搭載されデビューしたエンジンだ。
●GTツインターボほか、2ℓモデルの標準装備となる6連アナログメーター。5速マニュアル車は3ℓに設定はなく、3種の2ℓエンジンで選択可能だった。
●1986年発売当時、2.0GTツインターボの価格は5速MTが271万5000円、ECT(電子制御式2ウェイOD付き4速AT)が281万4000円。電子制御サスペンション、デジタルメーター、サウンドフレーバーシステムがパッケージとなる「エレクトロニクス仕様」の5速MTが295万9000円、ECTが305万8000円。

─1986年ドライバー4月20日号・中田和夫氏のレポートより─

[スープラGTツインターボ主要諸元]
■寸法・重量
全長:4620㎜
全幅:1690㎜
全高:1310㎜
ホイールベース:2595㎜
車両重量:1440㎏(MT)/1460㎏(AT)
乗車定員名:5

■エンジン・トランスミッション
型式:直列6気筒ツインカムツインターボ
排気量:1988cc
最高出力:185馬力/6200回転(ネット)
最大トルク:24.5㎏m/3200回転
燃料タンク容量:70ℓ
トランスミッション:5速MT/電子制御式2ウェイOD付き4速AT

■サスペンション・ブレーキ・タイヤ
サスペンション:ダブルウィッシュボーンコイル(前後)
ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(前後)
タイヤ:205/60R15(ピレリP6)

(まとめ●オールドタイマー編集部・上野)