走った・見た! 半世紀の時を経て、いよいよ6月2日開通!東京外環・三郷IC〜高谷JCT

2018年6月2日(土)16:00に東京外かく環状道路の三郷南IC(埼玉県三郷市高州)〜高谷JCT(千葉県市川市高谷)が開通する。

今回開通するのは、高架構造と地下そして堀割(半地下)構造をあわせて延長約15.5kmの区間。開通により外環道の約6割が完成することとなり、東関東道、常磐道、東北道、関越道の4つの高速(自動車専用)道路と接続。千葉県湾岸エリアから関東各地へ都心を通ることなくアクセスが可能となるなど、環状道路としての利便性が高まることが期待されている。

事業を推進するNEXCO東日本の試算によると、湾岸エリアの東関東道から関越道、東北道、常磐道といった北関東方面へアクセスする場合、都心を通過するよりも所要時間が約18〜26分短縮されるという。

 

外環道新開通区間はこんな感じ

さて、開通を前にした5月15日に現場を取材、実際に走行したので、そのようすをお伝えしよう。

新たに開通する区間に設けられる松戸ICから外環道に入る。同じく6月2日に開通する国道298号に出入り口が設置される。

 

三郷南ICから松戸IC手前までは高架構造。葛西大橋を三郷南ICに向かう車線から撮影したもの。

 

湾岸方面へは京葉道路と東関東道につながる。

 

高架から地下へ入る。ここから湾岸エリアまでの約10kmは地下および堀割と呼ばれる半地下構造を進む。

 

堀割構造部。この上に国道298号が並走。その中央分離帯部分に外環道の明かり取り部を設けている。

 

まぶしさ対策として、太陽光が直接当たらないように遮光板が設置されている。道路の向きと太陽光の入射を検討し、布製とガラス製を使い分けて設置される。当日はよく晴れていたのだが、柔らかい光でまぶしさも感じず、かといってトンネル内を走っているときに感じるような閉そく感もなかった。

 

京葉JCT。今回開通する三郷南ICから高谷JCTまでの間に、松戸IC、市川北IC、市川中央IC、京葉JCT(京葉道接続)、市川南ICができる。

 

トンネル区間の標識板は高輝度反射シートを使用。道路脇後方から照明を当てている。視認性がよく、外照式のため重量を軽減できるほか、車線規制をせずに照明の交換ができるなどのというメリットもある。

 

2車線をまたぐ横長の標識板は半分で分割されている。標識板への衝突などで破損した場合でも、通行止めにすることなく、車線規制で交換が可能だ。

 

高谷JCT手前で地上に出る。上りこう配の速度低下を抑制し渋滞を緩和するため、ペースメーカーライトが設置される。上りと下りこう配が複数あるため、こう配変化付近(3%以上の上りこう配)に設けられている。

 

高架に転換し、高谷JCTで東関東道に接続。

進入離脱方向別にランプ橋に名称が付く。

 

 

もしものときも安心できる防災対策

当日は、事故など災害時の消防訓練も実施された。

 

堀割部に設置される避難階段入口。

扉を空けると非常電話が設置されている。救急、消防、警察など必要とするところにワンプッシュでつながる。

階段を上ると国道脇に出られた。

 

トンネル入口には「トンネル情報板」や「トンネル内表示灯(信号)」ほか、「警告灯付き照明」が新たに設置される。トンネル入口部を赤色灯で点滅させることで、その先が事故などで危険な状況であることを連想させるのだ。

 

 

外環道と並走する国道298号も開通

外環道と平行して走る国道298号も同時に開通する。こちらは国土交通省により整備される道路。国道6号と同357号を結ぶ幹線道路だ。市川〜松戸間では初めての4車線道路となる。従来、周辺道路を利用していたクルマが国道298号を利用するようになれば、沿線地域の渋滞緩和や、生活道路を抜け道として利用するクルマの数も減少にもつながり、通学路などの安全性も向上することが期待される。

外環道に付いて詳しくはこちら 

 


NEXCO東日本

http://www.e-nexco.co.jp