今週末は壮絶クラッシュ続出のラリー・フィンランド。トヨタの2連勝なるか?

©️TGR

超高速ステージではヤリスは有利か!?

WRCは1ヶ月半の夏休みを終え、今週末に2018年の後半がスタートする。舞台は、かつて1000湖ラリーと呼ばれたラリー・フィンランド。ジャンプスポットが点在する超高速グラベルラリーだ。

お膝元でもあるTGR(トヨタガズーレーシング)は、J・ラトバラと昨年のウイナーでもあるE・ラッピの両フィンランド人ドライバーに、O・タナックを加えた3台体制で臨む。目指すはもちろん昨年に続いての連覇。WRC屈指のエアロボディとも言われるヤリスWRCであれば、優勝は十分射程圏内だろう。

©️TGR ●昨年、トヨタのE ・ラッピは地元フィンランドで自身初のWRC優勝を遂げた

だが、フィンランドには罠が待ち受ける。スムーズなグラベル路面で、なおかつクレスト(丘)が連続するステージは、ジャンプが連続するのでどのラリーよりも上下の動きが多い。そして、アベレージスピードが異常に高いので、コースアウトしたときの代償が大きい。

その様子をまとめたのが、下の動画だ。クルーが生きていることが不思議なくらいの壮絶なクラッシュシーンが続く。特にすごかったのは2:00くらいから始まる、元フォードワークス「ミッコ・ヒルボネン」のコースアウトシーン。前年優勝し、連覇を期待されていた年だったので、覚えている人もいるかもしれない。よくキャビンが守られていたと、感心する。幸いにも2人は無事だった。

TGRの3人だけでなく全クルーに同じ目にあって欲しくないが、アベレージスピードが高い分リスクも大きくなる。ギリギリの走りを競い合うがゆえの、ドライバーたちによる命がけのタイムアタックだ。今週末もお見逃しなく!