ハンパなく目立つ!トラックのリヤコンビランプに”歌舞伎デザイン”【小糸製作所】

あのド派手なリヤコンビランプの正体とは

高速道路を走っているときについつい見てしまうのがトラックの装飾。特に夜間は数多くのトラックが走っている。昔のようなデコトラは激減したが、美しい照明を装着していることも多い。ナイトドライブ中、際立って美しいリヤコンビランプを装着したトラックが多く走っていることに気づく。

みなさんのなかにも、おしゃれなコンビランプだと思った人はとても多いと思う。車線変更するとターンランプは流れるように光るシーケンシャルタイプで、高級車のような光り方をする。コンビランプ自体はトラックなので横長の四角形だが、その中央で点灯するテールランプ自体も波のようなウェーブされたデザイン。テールランプはLED光源が点として目立たない導体タイプを使っている。

以前、乗用車用ランプのエンジニアに聞いたところ、こうしたLED光源を点として見せない導体タイプはコストが高いという。コンパクトカーなども最近はフルLEDコンビランプを装備しているが、レンズ内をよく見るとLED点灯時は光源の点が見える。それに対して高級車はくっきりとシャープに光る導体タイプが多い。

それにしても、トラック用でフルLEDのうえデザインまで美しく、コストが高い導体タイプを使うのはなぜだろう。調べてみると、この波型のフルLEDは小糸製作所が製造する「歌舞伎デザイン」という製品であることがわかった。波型のテールランプだと思っていたのは、どうやら歌舞伎独特の化粧方法の隈取(くまどり)をイメージしたラインのようだ。トラック用オールLEDリヤコンビネーションランプ歌舞伎デザインは、2016年3月に発売された製品のため、最近装着車をよく見かけるようになったというわけだ。

これはトラック純正コンビランプではなく後付けの交換用だが、自動車用部品の大手メーカーの小糸製作所製だけあってUN部品認証取得品だから車検も問題なくパスする。ただし交換できるのは2010年以降のトラックが対象だという。これらの用品を企画する小糸製作所部品用品企画に確認すると、あまり古いモデルは装着の検証ができないため2010年以降のモデルとしているという。なるほど純正部品を手掛ける大手メーラーらしく、きちんと装着検証を行っている。

●レッドver.
●スモークver.

歌舞伎デザインの新バーション「スモークver.」が2019年2月に登場。点灯時のデザインはノーマルと同じだが、非点灯時は全面がダークシルバーに見え、点灯時にカラーが浮き上がる。ノーマル(レッドver.)とスモークver.とも希望小売価格は片側5万2000円(税別)だから両方交換すると約10万円。ネットでの価格を見ると左右セットで8万円前後が多い。フルLEDコンビランプは乗用車も同じだが、破損時はASSY(全体)交換となる。

おしゃれで被視認性のいいコンビランプへの交換は歓迎できるが、トラックの荷台サイドやリヤタイヤを照らすLEDドックライトの常時点灯はやめてもらいたい。アイポイントが低い乗用車だと、このライトに幻惑されて視界が奪われ危険だからだ。

小糸製作所

〈文=丸山 誠 写真&動画=小糸製作所HPより〉