トヨタ、3連勝で選手権首位に! WRC2018 Rd.10 ラリー・ターキー

©️TGR ●前半戦と同じ旧スペックのエンジンで臨むトヨタ

WRC2018 Rd.10 11th Rally Turkey Marmaris 2018
Day1,2

石がゴロゴロする荒れた路面に手こずる

開催はじつに8年ぶりとなる、ラリー・ターキー。2000年代に6回開催されたトルコだが、今回はまったくの新規ルート。クルーたちは全員初走行となるので、ペースノートは1から作ることになり、大変な作業になる。

ラリーの中心はトルコ南西の観光都市マルマリス。サービスパークは近郊のアスパランに置かれ、SS総走行距離312.44kmで争われる、オールグラベルイベントだ。

目下2連勝中のトヨタ&タナックに注目が集まるが、あいにくこのイベントにはロジスティックの関係上、旧スペックのヤリスを投入せざるを得なかったトヨタ陣営。今年の後半戦で台風の目になっているパワフルなニューエンジンは投入されない。どこまでほかのチームに肉薄できるか、注目したいところだ。

デイ1はマルマリスの特設ステージで行われる2kmのスーパーSSのみ。翌日のデイ2から競技は本格的なスタートを切る。天候は晴れ。前日の雨の影響で一部湿った場所もあるが、路面は基本ドライ。風はほとんど吹いていないので、前走車が巻き上げるダストが視界を遮る難しいコンディションとなった。

デイ2のオープニングSS2は、いきなりこのラリー最長の38.1km。コースは道幅が狭く荒れた路面が続く。かつてのアクロポリスのように、マシンをいたわりながら走るテクニックが必要になりそうだ。

©️TGR ●ラトバラはラリー前に「アクロポリスのような耐久戦になる」と予想していたが、そのとおりの結果となった

SS3を終えた時点で、早くもトヨタは出遅れる。ラトバラが5位、ラッピとタナックは8位と9位だ。旧スペックのエンジンのせいかは不明だが、ラトバラは「わからない、まったく問題ないはずなのにタイムが出ないことが理解できない」と走行後にコメントしている。午前の3ステージを終えて、トップはヒュンダイのミケルセン。

午後のセクションは、午前の3ステージをリピートする。2度目の走行は路面の石がかき出された後なので、ガレ場かと見まがうほど荒れている。SS5、「ここを走ること事態がリスキーだ」とフォードの王者オジェがコメントするほど、コースには大小の石がゴロゴロしているラフなコンディションがクルーを苦しめる。午前中2、3位につけていたシトロエンの2台は、ともにパンクで遅れてしまう。

©️Redbull ●オジェとヌービルは0.3秒差の拮抗したバトルをみせる。しかし……

SS6、7では、トップを走るミケルセンがパンクし、シトロエンのオストベルグはサスペンションを壊しデイリタイアに追い込まれた。SS6でトップタイムをマークしたヒュンダイのヌービルは、SS7の途中でハーフスピンに見舞われるものの、デイ2を首位で終えた。ダストがひどすぎて、先頭スタート(路面掃除役)のハンディはほとんど影響しなかったようだ。手堅く走りきったオジェが0.3秒差で2番手。パンクが影響しミケルセンが3位まで後退してしまった。

トヨタ勢はラトバラの4位が最上位。以下5位タナック、7位ラッピと続いている。


デイ2終了時 総合順位
1. T・ヌービル(ヒュンダイ) 1h52m28.2s
2. S・オジェ(フォード) +0.3s
3. A・ミケルセン(ヒュンダイ) +2.6s
4. J・ラトバラ(トヨタ) +16.3s
5. O・タナック(トヨタ) +32.4s
6. H・パッドン(ヒュンダイ) +35.1s


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