「HondaJet Elite」がついに日本のオーナーに手渡された! その人物に驚く!

ホンダの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は2018年12月20日、羽田空港内で「HondaJet Elite(ホンダジェット エリート)」の日本における初号機をオーナーに引き渡す「”HondaJet Elite”ファーストデリバリーセレモニー」を行った。

●左から藤野道格HACI社長、堀江貴文氏、千葉功太郎氏、山岸広太郎氏、遠矢源太郎 HondaJet Japanチーフエグゼクティブ

 

●国土交通省の蝦名邦晴航空局長(左)から藤野道格HACI社長に型式証明書が授与された

「HondaJet Elite」は、12月7日に国土交通省航空局より型式証明を取得し、それを記念したイベントだ。セレモニーでは、国土交通省の蝦名邦晴(えびな くにはる)航空局長から、藤野道格(ふじの みちまさ)HACI社長に型式証明書が授与された。

 

●藤野HACI社長から、納入第一号となる千葉功太郎氏にHondaJet Elite初号機のオーナーキーが手渡された

その後、日本で最初の顧客となる千葉功太郎(ちば こうたろう)氏に、最新型の「HondaJet Elite」が引き渡された。

●日本納入初号機となる「HondaJet Elite」。カラーは”Elite”のイメージカラーでもあるアイスブルー
●垂直尾翼には機体の登録番号「JA01JP」が入る。「JA」は日本籍で、以降の4つの英数字は任意で選択可能(空いていれば)とのこと。「01JP」は”HondaJet Eliteの日本初号機”の意を込めているという

 


●千葉氏は、HondaJet Eliteを活用し「日本の空をもっとオープンにしていきたい」と購入の経緯などを語った

千葉氏はドローン事業を展開。空に夢を抱く実業家

「HondaJet Elite」のファーストカスタマーとなった千葉功太郎氏は、個人投資家で、ドローンを活用した未来社会インフラの構築を目指す事業「Drone Fund」代表パートナーも務める。スマートフォンゲームなどを手がける「コロプラ」の取締役副社長だったこともある人物だ。

今回のセレモニーで、「ホンダは世界に誇れる空のパーソナルモビリティを送り出してきました。このすばらしいHondaJetを生み出したHACI藤野社長をはじめ、開発チームに御礼申し上げます」と語った。また、HondaJetに数回乗る機会があり、「静粛性や力強さ、滑らかさ、安全性、そして何よりも機体の美しさは抜群です」と続け、自身が展開する「Drone Fund」の事業展開を引き合いに出しながら「小型ジェット機が普及すると、日本全体が1つの都市圏となって、新しい経済活動が加速します。12月20日は、日本における『空の移動革命 Day1』になると強く確信します」と、熱く思いを語った。

ちなみに、HondaJet購入のきっかけは、テレビCMを見て決めたという。日本以外に販売される地域ではHondaJetのテレビCMは行っておらず、世界で初めてテレビCMで”飛行機を買う”という事例になった。

●千葉氏が代表パートナーを務めるDrone Fundが描く「個人が点から点へ空の最短移動ができる未来社会のインフラ」のイメージイラスト

 

 

●千葉氏のほか、堀江貴文氏と山岸広太郎氏もセレモニーに参加。藤野HACI社長、遠矢源太郎HondaJet Japanチーフエグゼクティブ とともにトークセッションを行った

初号機のオーナーには、ホリエモンも名を連ねる!

じつは、今回の初号機は、千葉氏1人の所有ではなく、ホリエモンでおなじみの堀江貴文(ほりえ たかふみ)氏と、慶應義塾大学のベンチャー企業「慶應イノベーション・イニシアチブ(KII)」代表取締役社長で、ソーシャルネットワークゲームなどを手がける「グリー」の共同創業者の1人でもある山岸広太郎(やまぎし こうたろう)氏との共同所有という形をとる。

この3人、千葉氏はドローン事業、堀江氏は民間ロケット開発、山岸氏も慶應義塾大学研究室のさまざまな投資を行うなど、いずれも空に関する事業に携わる面々。千葉氏が「HondaJet Elite」の購入を決めたあと、共同所有の打診をするなかで手を挙げた人たちだ。

千葉氏がHondaJetを購入した理由の1つに「General Aviation(ジェネラル アビエーション)」ということばを挙げた。これは”一般の人が飛行機を所有し、まるで自家用車のように空の移動手段として使う”というもの。欧米では一般的なものであるが、日本にはそれがほとんど普及していない。

ジェネラル アビエーションを身近なものにしたいと思い、まずは購入を決めた。次にこれを広げるために仲間が必要ということで、両氏に参画してもらった。飛行機を生活の中で気軽に使ってみる。ビジネスはもちろん、個人的に気軽な旅行など、今まで考えられなかったライフスタイルを経験して、仲間でそれらの情報を共有化し、SNSやメディアで発信をする。これが日本の空をオープン化していくことの第一歩になるのではないか? との思いで共同所有に至ったという。

 

「HondaJet Elite」初号機はそんなオーナーの手に渡り、大きな夢を描いて空を飛ぶ。日本では、すでに10機のオーダーがあり、これからさらに日本の空を飛ぶ「HondaJet Elite」が増えていく。それらはどんな使われ方をするのだろう……。

 


藤野道格 HACI 社⻑ のコメント

「HondaJetを日本の空で飛ばすことは、我々の悲願でした。ホンダの航空事業における大きなマイルストーンを達成できて、たいへんうれしく思います。日本においてもより多くの方にHondaJet Eliteをご利用いただいて、みなさまの生活の可能性を広げていきたいと思います。そして、日本におけるビジネスジェットの普及、さらには新しい交通システムの創造を目指して行きたいと思います」

 

■HondaJet Japanチーフエグゼクティブ 遠矢源太郎氏のコメント

「HondaJet Japanとして、最初の引き渡しができたことを、たいへんうれしく思います。われわれHondaJet JapanではHACIと共に、最高品質の製品とアフターサポートなどをお客様に提供させていただくことに注力する決意です。また周辺事業にも取り組み、HondaJet Eliteの利便性を十分発揮できる環境を整え、より多くの皆様に最高の経験をしていただけるように邁進してまいりたく思います」

 


[HondaJet Eliteのおもな特徴]

・航続距離:クラス最長の1437ノーティカルマイル(約2661km)

・ノイズ低減エンジンインレット(空気取り入れ口構造):エンジンインレットに、客室内のノイズを低減する新構造を採用

・飛行マネジメント機構:すべての飛行フェーズにおいて速度や巡航高度、燃料消費率などを最適化する飛行計画を自動生成

・離着陸距離マネジメント機能:気温や標高、機体重量などに基づき必要滑走路長、Vスピードおよび適正な上昇/進入角度などを自動計算

・機体安定性および安全性強化機能〈オプション〉:運用限界を超える領域での飛行を防ぐ機能

・ゴーアラウンド時の自動操縦機能〈オプション〉:ゴーアラウンド時にも自動操縦機能を保持し、パイロットの負荷を軽減

・機体カラーに新しい特別色を追加〈オプション〉:アイスブルー(Ice Blue)/ルビーレッド(Ryby Red)/マナークオレンジ(Monarch Orange)の3色を追加

・Bongiovi(ボンジョヴィ)オーディオシステム〈オプション〉:航空業界初のスピーカーレス室内音響システム

・その他機内装備〈オプション〉:ベルト付き化粧室シート、新デザインギャレー(厨房)、2トーンカラーの皮革製エグゼクティブシート

 


ホンダ

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