新型スープラ初号機には、 豊田社長&アロンソの“ダブル”サインが!?

 ローンチエディションは赤ミラーが特徴

デトロイトショーにて世界初公開となった新型スープラ。そのお披露目の場に登場したのは、豊田章男社長だった。ステージ上では、豊田社長にとっていかにスープラが大事であるか語られた。そしてなんとサプライズゲストとして、フェルナンド・アロンソ選手が登場!
そんな発表の模様は、ぜひ動画にてチェックいただきたい。日本語翻訳付き!

 

●世界限定1500台生産される、ローンチエディション。赤いミラーが特徴で、インパネの助手席前加飾パネルには、豊田社長のサインがプリントで入る。ちなみに日本への割り当ては当初50〜100台程度との想定だったが、もう少し数を増やす模様。その詳細は、追って明かされるようだ

↓日本語訳は、動画右下に並んでいる歯車の左のスイッチで、表示されます。

※下記は、発表スピーチの日本語翻訳
スープラなしに、マスタードライバーにはなれませんでした。
かつて私はマスタードライバーになる訓練で、スープラに乗っていました。
当時はニュルブルクリンクで師匠であった成瀬さんに運転を教わっていました。
みなが200km/h以上で走り抜けていくニュルの道は本当に怖かった。
ニュル1周は約10分……10分後、生きて戻ってこられるのか?と思いながら走っていました。
当時、そのスープラはすでに生産も販売も終了していましたが、ほかメーカーは2、3年後に世に出す未発表車で走っていました。
われわれ、トヨタだけが中古車で走っていたのです。
今、やっと旧友に会うことができました。長く会えなかった親友に、やっと再開できた気持ちです。
われわれは、新型スープラの最後の味付けをすべくニュルに戻ってきました。
トヨタファンはみんな、スープラを待ってくれていると思います。
スープラのストーリーが今、再び始まろうとしています。

〜豊田章男社長、登壇〜

このクルマいいね。ずっと乗っていたかったよ…
皆さん、こんにちは。
皆様に再会できたこと、そして、私の最も親しい友人であり、公然の秘密でもある、新型スープラを皆様に紹介できること、とても光栄です。
いかがでしょうか?
最後のスープラが生産ラインを出てから……そして、スープラが「ワイルド・スピード」でフェラーリを破ってから、17年が経ちましたが、スープラは、当時と変わらず愛され続けています。
みなさんそれぞれの人生において、特別な愛着を持ち、あなたの心の中で特別な場所を占めるクルマが、1台はあると思います。私にとっては、それがスープラです。
ずいぶん昔ですが……私はマスタードライバーになるための運転訓練で、中古のスープラと、数えきれないほど多くの時間を過ごしました。
他のメーカーが美しく新しいプロトタイプで走行しているなか、私に向けられた視線や冷やかしは、想像できるでしょう。私は、スヌーピーに出てくるチャリーブラウンのクリスマスツリーのように、何の飾りっけのないクルマを走らせていたわけです。
スープラは素晴らしいクルマでしたが、でも、やっぱりね……。
ですから、トヨタは新しいスープラをつくる計画はありませんでしたが、世界中の多くの熱狂的なスープラファンのみなさんと同様、私は密かに、このクルマを復活させたい、と願っていました。
キャルティ(北米デザインスタジオ)の少人数のデザイナーグループも、同じことを考えていました。
数年前、彼らは、FT-1と彼らが呼んでいたコンセプトの図面を私に見せました。そしてさらに彼らは、そのプロトタイプをグランツーリスモのビデオゲームに追加してしまったのです。
ここに、私が彼らのスタジオで運転している写真があります
デザイナーの皆さん、上司にコンセプトカーを承認させるには、このアプローチはおすすめしますよ。
ゲームオーバーでした。そのとき私は、私の古い友人が、とうとう帰ってくるのだと、心の中で思いました。
同時に、私はその新しいスープラの期待値は高く、オリジナルよりも、もっといいクルマにしなければいけないことを知っていました。だからこそ、この新しいスープラの運転性能をつくりこむために、ガズーレーシングチームの協力を仰ぎました。
じつは、ガズーレーシングチームは、2007年にニュルブルクリンクで、クルマをテストするスカンクワーク(特命チーム)のように始まりました。
なぜなら、全ての自動車メーカーが知っているように、クルマをテストするのであれば、このグリーン・ヘル(ニュルブルクリンク)以上に最適な場所はないからです。
われわれは、公式なトヨタのレースチームとしてスタートしたわけではありませんでしたし、実際、当時のガズーレーシングチームは会社には認められていませんでした。
どちらかといえば、先輩とつるみ、ブラートヴルストを食べることがかっこいいと思っている、友人集団のようなものでした。
それが、少しずつ、毎年学び、成長し……本当のレースチームになっていったのです。
実際に、トヨタガズーレーシングは、昨年WRCとルマンで優勝しました。
この新しいスープラは、そんな彼らの手によってニュルブルクリンクで鍛えられ、生まれたのです。その結果、私は正直に『新型スープラは、走る楽しさ以上の経験を提供できる、まさにLIT(最高)なクルマになった』と言うことができます。
私の息子によると、LITは最高という意味だそうです。
この新しいスープラは、そのヘリテージのもとにつくられました。
デザインもパフォーマンスも、1967年式トヨタ2000GTと強い関連性があります。
いくつかのキーとなるデザインと技術について、紹介しましょう
それらにより、スープラは、全てのクルマファンが運転のスキルに拘らず運転を楽しむことができるクルマになっているのです。
最初に生産されるスープラは、じつは特別なマットグレーメタリックに塗装されています。その色は、すべてのレースカードライバーを魅了すると思います。

〜フェルナンド・アロンソ登場〜

[豊田章男]
フェルナンド! いい運転だね、いいクルマだね
[フェルナンド]
こちらこそ。LIT(最高)
[豊田章男]
今年、ルマンで優勝してくれてありがとう。あなたをチームに迎えることができて、光栄です。
[フェルナンド]
どういたしまして
[豊田章男]
あなたは、その新型スープラを運転する機会があったと聞きました。どうでしたか? 私の前だからって、いいことを言わなければ、とは思わないで下さい。
[フェルナンド]
了解。でも真面目な話……日本でスープラを運転して、あなたがつくりこんだ「味」をしっかりと感じましたよ、章男さん。あなたとあなたのチームがニュルブルクリンクでチューニングしただけのことはあります。本当にレースカーに乗っているようにハンドルを切れ、コーナリングは素晴らしかった。素早く変速でき、加速が速く、ブレーキの性能もいい。電気系統も洗練されていると感じました。まるで、日常的に快適に運転できるレースカーのようだと思います。みんな、このクルマを愛すると思いますよ。私もぜひ最初の1台が欲しいです!
[豊田章男]
じつは、最初の1台は、今週土曜日に行われるBarrett-Jacksonオークションにチャリティのため、出展するのです。このクルマに似ているけど、特別な赤のアクセントと赤の内装で仕立てます。
[フェルナンド]
あなたがエンジンカバーにサインをしたと聞きましたよ。
[豊田章男]
確かにサインをしました。あなたがサインしたほうが、価値が上がると思いますが! そのことは、あとで話しましょう! そういえば、デイトナで走ると聞きました。トヨタのクルマではないですが、頑張ってくださいね!
皆さん、フェルナンド・アロンソ選手でした!

ラリーやレースは、道から多くの事を学ばせてくれ、クルマをよりよくすることができます。それが、スープラがNascar Xfinity seriesに参戦する理由です。われわれのために走ってくれるドライバーはクリストファー・ベル選手です。彼が運転免許を取れる年齢か確認が必要でしょうか……冗談です。
SUVも素晴らしいです。でも、タイトな、後輪駆動のスポーツカーに勝るものはあるでしょうか? ここだけの話ですが、これだけが、将来トヨタから出す唯一のスポーツカーにならないことを願っています。

みなさん、待ち人には福があると言いますが、もちろん、本当に長い間待った人にも福があります。今ついに、物語の次章が始まります! 今日、レジェンドがついに復活しました。 スープラは、これまで以上にいいクルマとして戻ってきました! ありがとうございました!


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