これからのタイヤの主流? ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート」が登場

●左からモータージャーナリストの佐藤久美氏、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長、同社乗用車・商用車タイヤ事業部 マーケティング部 ブランド戦略マネージャーの黒谷繁希氏。そして、背後にミシュランマンが隠れている!

オールシーズンではなく、オールマイティ?

日本ミシュランタイヤは2019年1月29日、雪でも走行できる夏タイヤ、「クロスクライメート」を発表した。価格はオープン。サイズは14インチから20インチの計78サイズで、2月5日から発売する。

●左がクラスクライメート+、左がSUV専用のクロスクライメートSUV。タイヤの性能的にはほぼ変わりない

あまり雪が積もらない地域では、冬になるたびにスタッドレスタイヤへ履き替えることが無駄と感じている人も多いだろう。ウインタースポーツなどで雪国へいく機会のない人ならば、それはなおさら。積雪があっても、せいぜい年に2〜3日。しかし、ちょうどその積雪の日にクルマが必要になった場合、使えなくなるのは困る。

そんな冬タイヤの選択に悩んでる人にとって、ひとつの答えとなるのが今回登場したクロスクライメートだ。

このタイヤは、基本サマータイヤなのだが、雪の路面でも走行可能としていることがポイント。いま話題のオールシーズンタイヤなのである。

いまタイヤ業界で話題を集めているオールシーズンタイヤ。スタッドレスのように走行音が大きくなく、サマータイヤと比べても燃費や走行性能に大きな差はない。そんな万能で便利なタイヤが、降雪の少ない地域で流行している。今回の「クロスクライメート」もその仲間と考えてよさそうだ。

しかしミシュランでは、このクロスクライメートをオールシーズンタイヤとは呼んでいない。あくまでもサマータイヤでも雪上走行ができますというスタンスだ。その理由は、サマータイヤが通常求められている性能と同様に、ドライ&ウエット性能を高くしているからだ。

●方向指定がある、特殊なパターン。この斜めの溝が排水性を高め、ウエット性能を向上させている。コンパウンドの硬さは、スタッドレスと比較にならないほど硬く、サマータイヤに近い

ミシュランが用意した資料によると、同社のサマータイヤ「エナジーセイバー+」に比べ、静粛性もロングライフ性能も向上している。もちろん、グリップ力や制動性も問題ない。そんなサマータイヤと同等の性能を持ちながら、雪でも走行できるのが、「クロスクライメート」なのだ。国際基準で定められたシビアスノータイヤ要件に適合し、「スリーピークマウンテンスノーフレークマーク」と「M+S」のマークもサイドウォールに刻印されているので、冬用タイヤ規制時にも走行可能。積雪路や凍結路を日常的に使用する人でなければ、走行できる範囲がかなり広いタイヤだということだ。

●資料提供=日本ミシュランタイヤ  静粛性はミシュランのエコタイヤ「エナジーセイバー+」をも上まわっている
●資料提供=日本ミシュランタイヤ  ロングライフを売りにしているエナジーセイバー+から、大幅に向上した耐久性

 

●M+Sとスリーピークマウンテンスノーフレークマークは、リムに近いところへ刻印されている

この発表会には、インプレッションを担当したモータージャーナリストの佐藤久美氏もゲストで登場。信じられないくらい違和感なく走れることに驚いたという。

雪道では、しっかり走り、止まる。そしてステアリングの反応もいい。そして一般舗装路では、言われなければオールシーズンタイヤだとわからないほど、サマータイヤと同じような乗り味をもたらしてくれるそうだ。

こんな都合のいいタイヤがあっていいの? と疑いたくなるほどの高性能タイヤ「クロスクライメート」。こういったオールマイティな性能を持ったタイヤが、今後は主流になっていくのかもしれない。

●資料提供=日本ミシュランタイヤ  アイス以外ならほぼ走れてしまう、まさにオールマイティなタイヤだ

 

<文&写真=編集部・青山>


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