これが最新BMWの実力だ! スポーツセダンの代名詞「3シリーズ」がフルモデルチェンジ

●BMWのペーター・クロンシュナーブル社長と、新型3シリーズ

 

サイズはアップしたけど、最新装備を標準化

BMWは2019年1月30日に、フルモデルチェンジした新型3シリーズを発表。同日より全国で予約を開始し、3月9日に販売を開始する。価格は452万円から。

40年以上の歴史をもつ3シリーズは、いつの時代もセグメントのベンチマークとして存在してきたスポーツセダン。新型シャシーで生まれ変わった3シリーズは、若干ではあるがサイズアップし走行性能をさらに向上させている。

●330i Mスポーツ
●330i Mスポーツ

従来型に比べると、ホイールベースが40mm、トレッドもフロントが43mm、リヤが21mmそれぞれ拡大。これに伴い、全長×全幅もそれぞれ70mm×25mm増えた。伸びやかなフォルムと、ダイナミックな走行性能を手にしたが、4715mm×1825mmのボディサイズはもはやDセグメントというよりもEセグメントに近い大きさ。車庫の大きさも再確認したほうがよさそうだ。

●330i Mスポーツ
●330i Mスポーツ
●330i Mスポーツ
●320i Mスポーツ。ヘッドライトは最新のレーザーライト式。最長500m先まで照射可能
●320i Mスポーツ
●320i Mスポーツ ボディの陰影がはっきりとわかる
●330i Mスポーツ こちらはMスポーツ専用モデルのホイール

エンジンは、まずガソリンの2Lターボを2種類ラインアップする。ディーゼルやPHVなどは、まだ先の発売になりそうだ。330iには258馬力/400Nmを、320iには184馬力/300Nmをそれぞれ搭載する。330iのハイパワーバージョンは、ターボハウジング一体型エキゾーストマニホールドや内部の摩擦低減などの新技術を採用した最新型で、従来型に比べて全回転域でのパワーとレスポンスを改善している。そして、320iのほうは日本の顧客の要望や道路事情などに配慮した、日本市場向けの専用チューニングエンジン。330i同様、こちらも全回転域でトルクとレスポンスを向上させている。

●320i Mスポーツ
●320i Mスポーツ
●320i Mスポーツ メーターもフルディスプレイ。右側が逆回転に上昇するタコメーター。これも標準装備
●330i Mスポーツ ドアの内張にもイルミが光る
●330i Mスポーツ フロントシート
●330i Mスポーツ リヤシート

先進の技術や安全装備も、BMWの最新装備が惜しみなく投入されている。その内容は全部を紹介できないほど盛り沢山だが、なかでも日本では初のお目見えとなる3眼カメラと、AI(人工知能)による会話型アシスタントが注目だ。

●330i Mスポーツ。 ミラーの付け根に3眼カメラが埋め込んである

まず3眼カメラだが、これは運転支援システムに使われる新装備。1眼や2眼ではなく、3眼のカメラを車体の前方に配置することにより、遠・中・近距離をそれぞれ写すことを可能にした。従来からのレーダーによる距離の計測も併用し、より正確なレーンキープや危険予測などの運転支援を実現している。

AIによるアシスタントは、「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」と呼ばれる新機能。これは今までの音声入力とは違い、会話が成立して操作や案内を進める音声会話型のアシスタントだ。すでにメルセデス・ベンツが2018年末に投入した、新型Aクラスに搭載している機能と近いとも言える。音声の会話で車両のあらゆる機能の操作や、情報へのアクセスができ、会話をすればするほどAIが学習していく。使えば使うほど、オーナーに合うアシスタントパートナーとして役立つ仕組みだ。

BMW流のおもしろいところは、起動ワードを設定できるところ。通常このAIアシスタントを呼び出すには「オーケーBMW」と話す必要があるが、「起動ワードを〇〇〇〇にしよう」と設定すると、それからはそのワードでアシスタントが立ち上がるというわけ。例えば、アメリカの人気ドラマ「ナイトライダー」のように、K.I.T.T.と設定すれば、次からは「K.I.T.T.、シートヒーターをONにしてくれ」というだけで、シートを温めてくれる。まるで劇中の主人公マイケルの気分が味わえるというわけだ。

今回3シリーズでは、これらの最新先進装備をほぼすべて、量産グレードに標準装備としている。これまでドイツブランドは、このような先進装備をオプション化してきたが、BMWはこの3シリーズから標準化を進めるのかもしれない。これはユーザーにとってはプラスになるポイントだ。

●320i Mスポーツ 最新のナビゲーションも運転支援システムも、すべて標準装備
●330i Mスポーツ ラゲッジルームの容量は480L。もちろんリヤシートは分割可倒式だ

新しい3シリーズの魅力はまだまだあるが、最後にひとつだけ新型の得する情報を。BMWでは320i Mスポーツを最量販グレードと想定しているが、なんと現行品から価格を完全据え置きの583万円でリリースする。オプション設定だった最新装備が、ほぼすべて標準装備となっていることから考えると、実質の大幅値引きとも言える。この価格設定は正直いつまで続くかもわからないし、どんなに長くても増税前までだろう。気になっている人は、早めに決めてしまったほうが得することは間違いなさそうだ。

 

<文&写真=編集部・青山>


モデルラインアップ

■2Lガソリン(2L直4ターボ)
330i Mスポーツ     632万円
320i Mスポーツ     583万円
320i スタンダード    523万円
320i SE(受注生産)   452万円

 

■330i Mスポーツ(FR・8速AT) 主要諸元 【寸法mm・重量kg】 全長×全幅×全高:4715×1825×1430 ホイールベース:2850 トレッド:前1585/1570 最低地上高:125 車両重量:1630 乗車定員:5人 【エンジン・性能】型式:B48B20B 種類:直4DOHCターボ 総排気量:1998cc ボア×ストローク:82.0mm×94.6mm 圧縮比:10.2 最高出力:190kW(258ps)/5000rpm 最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1550〜4400rpm 使用燃料・タンク容量:プレミアム・59L WLTCモード燃費:ーkm/L 最小回転半径:5.3m 【諸装置】サスペンション:前ストラット/後マルチリンク ブレーキ:前後Vディスク タイヤ:前225/45R18/後255/40R18 【価格】632万円

 


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