レースよりBBQが目的!? ニュルに集まるスバリストたちの宴に潜入した

SDC(スバル・ドライバーズ・クラブ)のテント村が楽しい!

2019年のニュルブルクリンク24時間レースは、トヨタ、レクサス、スバルに加えてKONDO Racingが日産GTR Nismo GT3で参戦し、例年以上に日本車が活況の様相を呈していた。なかでも今年が初参戦となるトヨタ スープラは、アストンマーティン ヴァンテージAMR GT4やBMW M4 GT4、メルセデスAMG GT4などが属するSP8Tクラスから参戦し、その戦闘力に大きな注目が集まった。「Morizo(モリゾウ)」こと豊田章男社長もドライバーとして参加し、プロフェッショナルなレーシングドライバーに引けを取らない激走を披露してくれた。

そんなスープラは、ヨーロッパ市場でも注目されている。2018年10月に受注開始となったスープラは、3月1日には2019年のヨーロッパ市場割り当て分の900台が完売したほどだ。これを受けてトヨタ・ドイチュラントは、今回のニュルブルクリンク24時間レースに向けてGPコースの最終コーナー外側に巨大なホスピタリティを建設し、来場者を楽しませた。

一方、2008年からSTIが中心となって参戦し続けているスバルは、トヨタとは対照的に、毎年ファンが自らテント村を作ってレースを楽しんでいる。スバルファンのグループはいくつかあるが、なかでも最も規模が大きいのが「SDC(スバル・ドライバーズ・クラブ)」。決勝レース前日に彼らのテント村をのぞいてみた。

●テントも本格的……
●本格的なキャンピングカー……

6月21日(金)、予選2回目終了後の17:30ごろに、大きな「SUBARU」の旗を目指してキャンプサイトを進むと、スバル車で囲まれた一角が。中に入ってみると、すでに宴が始まっている。日本からジャーナリストが来たとわかると、予想を超える大歓迎ぶりで、ビールやソーセージ、ライベクーヘン(ジャガイモの千切りの揚げ焼き)、特製のスピリッツなどが目の前にどんどん出てきた(笑)。

●肉、肉、肉

ソーセージをかじりながら、SDCについて中心メンバーのシュテファンさんに聞くと、SDCはドイツ西部のボーフムをベースに活動するスバル車のオーナーズクラブだが、メンバーはドイツ国内のみならず、スイスやオーストリアなどにもいるという。今年もスイスからフォレスターのディーゼル仕様でニュルブルクリンクに駆けつけたメンバーもいた。

●今となっては貴重なボクサーディーゼル!

STIが参戦する10年前から続くニュルでのBBQ

ニュルブルクリンク24時間レースでのキャンプは、なんと1998年から21年も続いている。で、ここで彼らが何をやっているかというと、レースの雰囲気を味わいながら、ひたすらBBQ、ひたすらビール、という感じ。気が向いたら数十人は入れそうな大きなテント内で、大型プロジェクターでWRX STIを応援し、再びアイフェル山地の雄大な景色を見ながらビールを流し込む。コースサイドやメインスタンドにはほとんど行かない。むしろパドックでWRX STIの写真を撮りまくったり、チームメンバーに直接応援メッセージを送る。

決勝レースは6月22日(土)15:30スタートだったが、早い人は6月9日(日)からキャンプ生活に入っていたというから、もはやキャンプが目的で、レース観戦はオマケのようだが、とにかくみんな楽しそうに過ごしていた。ちなみに今年は決勝前日の夕方には40人以上が集結していた。

来年はキャンピングカーをレンタルして、彼らに混ぜてもらおうかな(笑)

●ものすごくうまそう、そして楽しそう!

https://www.subaru-drivers-club.com

〈文&写真=竹花寿実〉