<速報> やったぜ、タカ! 日本人WRCドライバー誕生!

●本誌でもずっとその活躍を追ってきた、勝田貴元。今シーズンも進化を続ける若武者が、ついにWRカーでトップカテゴリーを走る!

 

夢の実現へ、また1歩近づいた!

トヨタGAZOOレーシング(以下TGR)は2019年6月28日、ラリーチャレンジプログラムの育成ドライバーとしてWRC2クラスへ参戦している、勝田貴元のWRCクラスへのスポット参戦を発表した。マシンはワールドラリーカー(以下WRカー)の、ヤリスWRC。19年は第10戦のラリー・ドイッチュラントと、第13戦のラリー・スペインの2戦へのエントリーを予定している。

ついに日本人ドライバーが、WRCの最上位カテゴリーを走る姿が見られる。日本人ドライバーでWRカーをドライブしてWRCを走るのは、じつに2006年ラリー・ジャパンの新井敏弘以来のことだ。

●今シーズンはすでに2回の実戦をこのヤリスWRCで走行した勝田。マシンの感触もだいぶ掴んできているようだ

勝田が19年中にWRCクラスへステップアップすることは、当初プログラムの予定にはなかったイレギュラー。TGRは、シーズン途中で上方修正をしたことになる。それも今シーズンWRC2でクラス2勝目をあげ、フィンランド選手権でも2つの勝利を記録した、勝田の好成績が認められたのだろう。

●2019年5月に行われたフィンランド選手権では、ヒュンダイのWRカーを駆るフィンランドの若手ホープ、ヤリ・フッツネンとのバトルを制し見事勝利した

しかし、当の本人はいたって冷静なようだ。TGRから発表されたリリースによれば、「WRカーでの参戦は大きな通過点ではあるが、ワールドタイトルを獲る夢への大きな一歩」とコメントしている。ワールドチャンピオンを獲るという目標は、4年前のプログラム開始時に勝田自身が言っていたことでもあり、少しもブレていない。そこに向けて着実に前進している。

WRC2クラスでは世界の名だたる強豪を相手にも、すでに同等かそれ以上の速さを見せている“若武者”勝田貴元。日本人WRCドライバーの進化は、まだまだこれからだ!

 

●2019年参戦予定ラリーと参戦マシン
ラリー・エストニア(7/12〜14)   フォード フィエスタR5
ラリー・フィンランド(8/1〜4)   フォード フィエスタR5
ラリー・ドイッチュラント(8/22〜25)   トヨタ ヤリスWRC
ラリー・グレートブリテン(10/3〜6)   フォード フィエスタR5
ラリー・スペイン(10/24〜27)   トヨタ ヤリスWRC

 

<文=編集部・青山 写真=TGR>


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