SUVよりもイケてる!? ボルボV60クロスカントリーでキャンプ旅

日常での非日常でも、都市でも自然でも、シーンを選ばない1台がある。どこまでも行ける高い機動性と、いつまでも乗っていたくなる高い質感。ボルボV60クロスカントリーは、遊びの相棒としても優れた資質を持つ。アウトドアの専門家は、このクルマをどう評価するのか? 今回は、アウトドアカフェの店長として、そしてプロダクトデザイナーとしても活躍するA-sukeさんを誘って出かけてみた。

●2011年、水道橋にオープンしたBASECAMPの店長でもあり調理人。幅広いアウトドア経験と知識を持ち、キャンプだけでなく釣りやハンティングにも造詣が深い、頼れる男前だ

週末、喧騒を抜け出して

便利な世の中になったものだ、と先人は言う。昔はよかった、とも。
私たちは、矛盾だとか、渾然一体な「イマ」を楽しんで生きている。スマホをいじりながらレコードを聴き、先進機能満載のクルマで自然をすぐそばに感じに行く。都会で過ごす平日の夜と、自然のなかで目覚める休日の朝とだってうまくやっているのだ。

早朝、機械式駐車場からボルボV60クロスカントリーが顔を出した。「最近のクルマはどれもこれも大きくて……」なんて言葉をよく聞くが、このクルマはちょっと違う。4WDと210mmの最低地上高を与えられているにもかかわらず、全高は1505mm。駐車に制限がなければ、都市部での移動は自由になる。ボルボは私たち3人とたくさんの荷物を載せ、都会の朝を軽快に駆け抜けた。

●2019年4月に日本上陸。4輪の駆動力を最適制御する四駆システムと、210mmのロードクリアランス、急斜面を一定速度で下れるヒルディセントコントロール、Off-roadモードを備える。フロントグリルや前後バンパー、フェンダーエクステンションなど外装にも独自性が与えられている。2リットル直4ターボは繊細さと力強さの両面を併せ持ち、都市部でも高速道路でもラフロードでも不足を感じることは絶対ない。安全性や先進機能はトップレベルを確保している

高層ビルの間をすり抜け、いつしか空が広くなる。
「え? これはラクですね!」。
高速道路を走らせてすぐ、今回の旅のパートナーであるA-sukeさんが声をあげた。
「全車速追従クルーズコントロールとステアリング制御がこんなに自分の感覚と近いものだとは……。これを知ってしまうと戻れなくなりますね。それに、ロードノイズも少なくて車内で話がしやすい。長距離を疲れずに走っていけるから、現地で思いっきり楽しめそうです」
先進安全技術に注力するボルボは搭乗中の死亡・重傷事故をゼロにする目標を掲げている。クルーズコントロールや車線維持支援機能はライバルよりも一歩先を行き、フィーリングがとても滑らか。より自分が運転しているような制御になっている。そして、夜間でも人や自転車、大型動物などに反応する高感度の検知機能を搭載。疲労軽減は安全に直結。ロングドライブでも運転のプレッシャーから解放される。
高速道路を降りて、途中で薪やバゲットなどを買い、荷室に詰め込む。ボルボの先進安全機能があれば“翌日の帰りを心配して十分に遊べない”なんてこともない。今夜はキャンプだ。

●インテリアはシンプルで上質な北欧風。縦型9インチディスプレイはとても見やすく、ナビだけでなく、エアコンやオーディオ、安全装備など、さまざまな機能をコントロールできる。さらに地図はメーター内にも表示可能。ヘッドアップディスプレイで視線の移動を最小限に抑えられる
●試乗車は上級グレードのT5 AWD Pro。ナッパレザーのシートは肌触り抜群。前席には運転の疲れを癒やすマッサージ機能を搭載
●エアコンの設定は、運転席、助手席、後席で個別に調整可能だ

行けるか行けないかで、もう悩まない

平日、コンクリートジャングルのなかを汗だくで歩いていると、蜃気楼のように涼しい山道が脳裏をかすめる。週末は、昨日テレビで観た神秘的なあの場所に行こう。V60クロスカントリーなら、行けない場所はない。未舗装の林道だって冬の雪道だって、平気な顔をしてさっそうと駆け上がるのだ。

●エステートのV60より+65mm高い210mmの最低地上高と4WDシステムの組み合わせで優れた悪路走破性を発揮。高いアイポイントによる運転のしやすさも特徴だ。乗り味はV60より少し優しい味付け。「4WDはアウトドアをやるなら必要不可欠。特に冬場は、雪の積もった坂道でストップ・アンド・ゴーが繰り返される。制御の緻密なボルボの4WDなら安心」とA-sukeさん
●走行モードを「Off-road」にすれば、未舗装路での安心感がさらに高まる

荷物いっぱい詰め込んで

「荷室、出っ張りがなくて使いやすいですね。容量も十分だから、キャンプ道具をこんなに積んでも、後席に大人が余裕で座れる。今の自分のクルマだと、同じ荷物を積むと後席が使えなくなっちゃって……」
キャンプ場で、ラケッジルームから荷物を下ろしつつA-sukeさんがつぶやく。テント、椅子、ランタン、焚き火台……子どもがいれば遊び道具もいるかもしれない。荷物や人が増えても、このクルマなら安心だ。

●ラケッジスペースはクラス最大級の529リットルを確保。ほぼ四角い形状で張り出しが少なく、どんな形状のものも積み込める。後席は6:4の分割可倒式で荷室側にも操作レバーが付く
●両手が塞がっていても足先の動きでリヤハッチを開閉できるハンズフリー・オープニング/クロージング機能も便利

普遍のスカンジナビアデザインが
心に火を灯す

日が落ちる前に、手際よくテントを張り、ご飯の準備をする。使っている道具はどれも長く使えるこだわりのもの。もう20年選手のものから、ようやくたどり着いたというギアまでさまざまだ。「ボルボも昔から、そういった長くつき合いたくなる相棒みたいなクルマが多いよね。このクルマもそう」。夕日が特徴的なグリルを照らす。

●本誌キャンプ部の太田と大庭、そしてA-sukeさんの3人でキャンプ
●よく使い込まれたアウトドアの道具は、どこかボルボに似ている

あっという間にできた料理には驚かされた。雑談をしながら1時間ほどで作ってしまったとは到底思えない料理に舌鼓を打つ。ふーんなるほど、サラダにアンチョビね。今度プライベートのキャンプでそのアイデアを拝借しよう。ひっそりと企む。
開きすぎたタブをひとつひとつ消すように、今週の愛想笑いや涙を焚き火で燃やしてしまおう。パチパチと燃えて、また少し強くなった自分が生まれる。渾然一体な「イマ」を楽しく過ごせるのは、ちゃんと自分の「軸」を持っているから。炎の向こうに映るボルボも同じ。変わらないスカンジナビア・デザインと、ブレない進化があるから、いろんな人に受け入れられて今日がある。
「自然のなかでもなじむ、それに派手すぎない。ボルボのそんな、ベーシックなデザインが好きなんだよね」。そう語り合ううちに、夜は瞬く間に更けていった。
キャンプに使うギアは、ほとんどが耐久性に優れ、無駄が削ぎ落とされた質実剛健なものだ。ボルボV60クロスカントリーもそうだと思う。先進安全装備による安心感や、乗る人のことを考え抜いた実用性に、華美な装飾やごまかしはない。まるでアウトドアのプロが使う一級品のような、思わず人によさを語ったり薦めたくなる、頼りになるクルマだ。
先進と伝統、都会と自然。長く使えるものと消耗品。多種多様な意見が聞こえてくる渾然一体な「イマ」だからこそ、軸のある人はボルボを選ぶ。

■T5 AWD Pro(4WD・8速AT)主要諸元【寸法mm・重量kg】全長×全幅×全高:4785×1895×1505 ホイールベース:2875 トレッド:前1640/後1625 車両重量:1810 【エンジン・性能】種類:直4DOHCターボ 総排気量:1968cc 最高出力:187kW(254ps)/5500rpm 最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1500〜4800rpm 最小回転半径:5.7m 乗車定員:5人 使用燃料・タンク容量:プレミアム・60リットル JC08モード燃費:11.6km/リットル 【諸装置】サスペンション:前ダブルウイッシュボーン/後マルチリンク ブレーキ:前後Vディスク タイヤ:前後235/45R19 車両価格:649万円(T5 AWDは549万円)

A-suke’s Outdoor Kitchenをご紹介!

●(左下)①ニジマスのレモンバターライス (右上)②丸鶏のローストチキン

①ニジマスのレモンバターライス

〈材料〉
ニジマス・・・ 1尾
米・・・3合
バター・・・30g
レモン・・・1/2コ
塩・・・小さじ1/2
ディル・・・2束ぐらい
マイタケ・・・1パック

〈作り方〉
1.米を研いで適量の水を入れて30分ほど水を吸わせる
2.カットしたマイタケと塩を入れて、よく混ぜてから腹とエラを取り除いたニジマスを置き、スライスしたレモンを並べてバターを半分入れてふたをして火にかける
3.強火で沸騰させたら弱火にして12分。ふたを開けてディルを散らして残りのバターを入れて完成
4.骨を外して混ぜて食べるのがベスト

〈ワンポイント〉
ディルは大きな枝から出てる葉の部分だけ使うと食感が気にならないよ!

②丸鶏のローストチキン

〈材料〉
丸鶏・・・1羽
じゃがいも・・・1コ
玉ねぎ・・・1コ
人参・・・1/2コ
ブロッコリー・・・1/4
ローズマリー・・・2束
★塩・・・30g
★砂糖・・・25g
★コショウ・・・少々
★にんにく・・・2かけ
★水・・・400cc
オリーブオイル・・・適量

〈作り方〉
①ジップロックに★を入れて、内臓をよく洗ってから丸鶏を1晩漬け込む
②ダッチオーブンにアルミホイルを敷き、適当な大きさにカットした野菜を並べてオリーブオイルを軽く回しかけ塩コショウを振り、水けを切った①を入れ、ローズマリーを置く
③ダッチオーブンを火にかける。ふたの上に炭を置いて上火を強くする
④1時間くらいしてから焼けていたらブロッコリーを入れて5分で完成

〈ワンポイント〉
ブロッコリーは火が通りやすいので最後に入れると色もキレイに食感よく仕上がるよ!

■取材協力
ケニーズ・ファミリービレッジ

●おしゃれで便利な高規格キャンプ場。小さい子どもも安心して利用でき、ファミリーユースにぴったりだ!

〈文=編集部 写真=長谷川 拓司〉

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