【車名の由来を知りたいVol.001】ダイハツ タントの由来はイタリア語?

広い室内をアピール
日本語の意味もアリ

タントは、スーパーハイト系(ダイハツでは”モアスペース系”と呼ぶ)のパイオニアとして2003年11月に登場。その広い室内空間に注目が集まり、ミラ(セダン系)、ムーヴ(スペース系)に続く軽3本柱の1つに成長した。

初代モデルは、当時のミラやムーヴのプラットフォームをベースに、FFでどこまで広くできるかという課題にチャレンジ。平らな床面と高い全高によって開放感のある室内と使い勝手のよさをパッケージした。2代目以降は助手席側の前後ドアの間にある柱(Bピラー)を取り去り、乗降性や使い勝手を向上させたピラーレスタイプを伝統としている。

車名はイタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味。初代の開発当時、イタリアンレストラン、料理雑誌、冷蔵庫で”タント”という言葉があり、一般化しつつあった。その意味合いがイタリア語で”大きさ”を表す言葉で、驚きの広々空間を持つ新型車の特徴にぴったりだったこと、日本語「たんと=たくさん」の想起のしやすさというのがあったため命名した。

たんとは関西だけではなく関東でも使われる言葉で、その意味も引っかけている。大きさ、広々感をうまく表現できる耳なじみのある言葉を基準に選んだネーミングで、ほかにはマフィンやルーミーなどの案があったという。

ちなみに、TANTOの商標登録にあたっては、類似した商標「TANTA」を他社から入手したようだ。

 

「車名博物館PART 1」より(吉川雅幸著)