LAオートショーにロングバージョンを出展 「レクサスRX」の参戦で3列シートSUV時代がく〜る〜!?

2017年11月16日、レクサスはアメリカ・ロサンゼルスで11月27日~12月10日に開催される「2017年ロサンゼルスオートショー」において、「RX」に3列シートのロングバージョン「450hL」の出展を発表した。
「RX」はグローバルにおけるレクサスブランドの中核モデル。レクサスは今回の3列シート・ロングバージョンの追加によって、居住性と快適性を両立し、ユーザーへ新たな選択肢を提案するとしている。日本市場への投入は17年度中(この冬)と予想する。

昨今の日本市場において、ミニバンに代わる販売の主力カテゴリーとして注目されているSUV。身近なところでは「日産ジューク」をきっかけに、「ホンダ ヴェゼル」がヒットを飛ばし、「トヨタC-HR」や「スバルXV」などが続々と後を追い、気づけば 群雄割拠 状態となっている “コンパクトクラス” 。18年初頭には、ここに三菱から「エクリプス クロス」も加わる。

●「トヨタC-HR」(左)、「ホンダ ヴェゼル」(右)

また、古くは「トヨタ ハリアー」が切り拓いた “ミディアムクラス” でも、「マツダCX-5」や「三菱アウトランダー(PHEV)」といった、独自のスタイリングやパワートレーンを持つモデルが多数設定されるようになった。もちろんその流れは日本車だけにとどまらず、ドイツのビッグ3や北欧勢はもちろん、マセラティやベントレーまでもが超個性的(かつ超絶豪華)なSUVを設定するほど。

そんな、SUV化を厚くする流れは国内 の “ラージクラス” へ波及。マツダはミニバンの「ビアンテ」や「プレマシー」に代わる新たな3列シート車として上級SUVの「CX-8」に一本化し、間もなく発売する。

●2.2Lクリーンディーゼル+6速ATの組み合わせる「マツダCX-8」。発売は17年12月14日から

「CX-8」の月間販売計画台数は1200と結構強気で、9月の発表以降、予約受注も好調のよう。今回の「RX」への3列シート車追加も、日本でこのジャンルに “勝算”(伸び)があるのを見越したことは明らかだ。ホンダも18年中にハイブリッド化した「CR-V」を投入し、日本市場での再ブレイクを目論む。

優先すべきは絶対的なスペースよりも、クルマとしての “カッコよさ” 。3列目席は “いざ” というときに使えればいい。生活臭を感じさせず、かつ趣味の世界、そして行動範囲を広げてくれそうな、堂々とした逞しいスタイリング……。それだけで “買い” と思う人も少なくないのでは。

でも、なんとなくこの感じって、1990年代の「上級ステーションワゴン」ブームに似ているような。上質に仕立てられたラゲッジスペースにドッグケージやキャンプ道具を積んで、「週末は都会を離れ、日常を忘れる旅に出る」みたいな。さながら、カード会社のテレビCMの世界観?

実際に当時、乗用として初めてステーションワゴンを買った人のなかで、そんな使い方をした人がどれだけいたのか……なんてどうでもいいことを思ってしまうが、どこか、クルマがシロモノ家電のように感じられるようになった昨今、所有欲を満たし、“このクルマを買ったら豊かな日常が送れそう”  と想像させてくれるモデルの存在自体が、結構貴重なのかも。