お盆の渋滞予想が発表。本当に怖いのはゲリラの交通規制!?

 

 

騙されるな! ゲリラ流入規制はあり得る

7月24、26日の両日に東京都心を中心に実施された大規模な交通規制テスト。定例会見では、その結果も発表されていた。これはおもに首都高へ繋がる高速道路の料金所に制限をかけ、規制したらどうなるかをテストするものだった。

7月26日午後に関越道上り鶴ヶ島JCTで行われた規制は、あらかじめ発表されていた予定場所ではなかったにも関わらず、当日午後に突如行われたようだ。ここからは、当日ちょうどその渋滞に出くわした、私の体験談にしばしお付き合いいただきたい。

●こちらが規制予定を表したオフィシャルのリリース

 

●こちらは定例会見で配布された資料のスキャン。注目は1番上の「実施概要」の表で、4の外環道と5の関越道。この2箇所の規制は上記のリリースに記載されていなかった、ゲリラ規制箇所だ

渋滞理由が表示されていなかった

7月26日当日、何も知らない私は、長野の更埴インターから都内へ向かう道中でこの渋滞を知った。はじめに説明しておくが、更埴インターから都内へ向かうには2つのルートがある。上信越道から関越道へ合流するルートと、長野道から中央道へ合流するルートだ。この日はたまたま上信越~関越のルートで帰っていた。

上信越道を走行していると、鶴ヶ島JCTの渋滞情報が電光掲示板に現れ始める。「鶴ヶ島JCT渋滞10km 30分」。時間は15時半を過ぎたあたりだ。いつもの夕方の渋滞か、と思いつつもふだんより早い時間から始まっているのと、その後いくら進んでも一向に減ることなく、逆にどんどん伸びていく渋滞に不安を覚えていった。

「これはおかしい」。そう思い始めたのは関越道に合流する頃だった。

工事でも事故でもない。ただ表示には渋滞と書いてあるだけ。もちろん流入規制のことなどカケラも書いていない。

結局最後に見た表示は「鶴ヶ島JCT渋滞15km 60分」だった。かなり手前の嵐山小川インターで関越道を降り、下道でも通勤ラッシュ渋滞に巻き込まれていく。最終的には、関越道の渋滞は最大で18km 100分まで伸びたのは、NEXCO東日本の資料通り。最初、ナビの予想到着時刻は20時だったが、実際は23時ごろであった。

 

上層部がまともに答えられないわけとは?

なぜこの規制に関しては事前告知もなく、当日も一切電光掲示板に表示されなかったのか。もしこの情報を事前に知っていれば、迷うことなく中央道ルートを選んでいたのに。その一方で定例会見の場では、資料まで用意し流入規制だったと堂々と発表している。NEXCO東日本の上層部に定例会見の席で質問をした。だが、「それは大変申し訳なかった」とひと言あっただけで、表示されない理由は語られることはなかった。

なぜ、説明がされなかったのか。いや、説明ができなかったのか。ここからは私の想像だ。たぶんNEXCOもしくは国としては、事前告知も当日告知もなにもしない場合の渋滞データが欲しかったのだろう。

オリンピックの期間中は、急な選手の移動があるのかもしれない。それを想定してのテスト規制であったかも不明だが、ただひとつ言えることはあの日関越道を走っていた人たちは、何も知らされないまま実験台にされていたということだ。実際、短時間であっという間に渋滞は伸びていった。実験が成功だったのか失敗だったのか、それも不明である。

さすがにお盆期間中にゲリラ規制をすることはないとは思うが、可能性がゼロではない。それが今回証明された形だ。情報があまりにも少なく、この渋滞ちょっとおかしいと思ったら、渋滞に入り込んでしまう前にできる限りの対策をしたほうがよさそうだ。

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