【TMS2019現地詳報】次期型レヴォーグに搭載の新1.8Lターボはリーン燃焼。トルク重視で走りも燃費も爽快!

東京モーターショー2019の目玉のひとつが、スバルのスポーティワゴン、「レヴォーグ プロトタイプ」だろう。今回のプロトタイプはかなり完成度の高いもので、デザイン的にはほぼ決定版と思われる。残念ながらインテリアを見ることはできなかったが、搭載される新技術も含めて、かなり期待の高まるものだった。

 

コンセプトは「継承」と「革新」

現行レヴォーグ(2014年〜)の名称に開発陣が込めた思いは、「レガシィ エボリューション ツーリング」。つまり、国内最適サイズのツーリングワゴンだった4代目レガシィを引き継ぎ、進化させたのがレヴォーグということだ。その思想は新型も続いている。スバル360からスバル1000、レオーネ、レガシィと脈々と受け継がれてきたスバルのDNAを継承しつつ、さらなる革新を与える。初代レヴォーグを超えるグランドツーリング性能を持たせることが、次期型の使命だと、開発を牽引した五島 賢(ごしま さとし)プロジェクトゼネラルマネージャー(PGM)は言う。
このグランドツーリング性能には、「より速く、より遠くに、より快適に、より安全に」と、さまざまな要素が含まれる。そのすべてにおいて初代レヴォーグを超えるべく、さまざまな新技術を用いて、革新的に進化させたのが次期型というわけだ。

新1.8Lターボは「トルク重視」

搭載される新技術で注目なのが、新型1.8L水平対向ターボエンジンだ。現行レヴォーグは2Lターボと1.6Lターボの2本立てだった。今回発表された1.8Lターボは、現行2Lターボのダウンサイズ版ではなく、1.6Lターボに置き換わるもの。上位グレードのエンジンはどうなるのか聞いてみると、「今日は1.8Lを発表しただけですので、上とか下の排気量については……」とつれない答え。これは予想だが、おそらくハイブリッドのeボクサーを搭載するのかもしれない?

新型1.8Lターボエンジンは、実用域での加速と燃費を重視して設計されている。五島さんは「どちらかというとトルクが重要。80→100km/hの追い越し加速でもアクセルの付きがよく、ぐ〜と加速してくれる。また、長い坂道を力強く上っていく。現行型を完全に超えているエンジンです」と、性能への自信を隠さなかった。

燃費面では、「全域ではありませんがリーン燃焼(希薄燃焼)をしています。街乗りのゾーンでリーン燃焼しますので、燃費がよくなりました。CVTは金属チェーンのリニアトロニック。こちらにも進化はありますが、詳細はまだ後日……」ということだ。

これまでのレヴォーグは、加速性能はいいものの、かなりアクセル操作に気を遣わないと、いい燃費が出なかった。はたして新型エンジンはどうなのか、非常に気になるポイントだ。この1.8L水平対向直噴ターボは第4世代。ちなみに第1世代はEA/ERエンジン(1966年〜)、第2世代はEJ/EL/EG/EZエンジン(1989年〜)、第3世代はFA/FBエンジン(2010年〜)となる。

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