3列シートSUVに新たな刺客! キャデラックXT6登場

●キャデラック XT6 プラチナム

 

ミニエスカレード!? でも5mサイズ!

ゼネラルモーターズ ジャパン(GMジャパン)は2019年12月3日、3列シートSUVの「キャデラック XT6」を発表。2020年1月1日より販売を開始する。グレードは「プラチナム」の1グレード展開で、価格は870万円。

●キャデラック XT6 プラチナムと、GMジャパンの若松社長

日本でも徐々に人気が高まってきている、3列シートのSUV。国産メーカーだけでなく、最近では海外ブランドも続々とニューモデルを投入している。そして、北米のラグジュアリーカーブランドでもあるキャデラックにも、新たに3列シートを持つXT6がラインアップされた。今までキャデラックには、ミドルサイズSUVのXT5と、フルサイズSUVのエスカレードという2車があったが、今回のXT6はその中間。5mクラスのボディを持つ、6人乗りのプレミアムSUVだ。

●キャデラックSUVラインアップのサイズを比較。XT6は、エスカレードとXT5の中間サイズだ
●キャデラック XT6 プラチナム
●キャデラック XT6 プラチナム。全長=5060mm、ホイールベース=2860mm

キャデラックといえば縦型のヘッドライト! ではあったが、最新デザインはちょっと違う。フロントのヘッドライトは横長のLEDになり、縦長のデザインはランニングランプ&ターンシグナルとして残っている。CT6にも見られる新しいキャデラックのフロントフェイスだ。見た目の違いだけでなく、理想的な空力性能や冷却機能も併せ持っているところが最新デザインっぽい。

●キャデラック XT6 プラチナム。全幅=1960mm

逆にリヤのコンビランプには、縦型のデザインを残している。ファンを裏切らない個性的なアクセントは健在で、ひと目でキャデラックだとわかる。

●キャデラック XT6 プラチナム。全高=1775mm
●キャデラック XT6 プラチナム。フロントフェンダーにはキャデラックのエンブレムが付く
●キャデラック XT6 プラチナム。タイヤサイズは四輪ともに、235/55R20

 

6人ゆったりの室内空間

インテリアは、3列シートを備えゆったりとした空間が広がる。3列目でも決して窮屈なことはなく、大人でも普通に座れるスペースが確保されている。2列目はキャプテンシートで左右独立。シート間はウオークスルーも可能だ。セミアニリンの本革シートや、各部のウッド装飾など厳選された上質な素材も相まって、高級感と余裕のある室内空間を演出している。

●キャデラック XT6 プラチナムのフロントシート。セミアニリンレザーが使用されている
●キャデラック XT6 プラチナムの2列目シート。左右セパレートのキャプテンシート仕様
●キャデラック XT6 プラチナムの3列目シート。スペースは余裕があり大人も普通に座れる

●キャデラック XT6 プラチナムのラゲッジスペース。3列目シートは電動で格納・展開が可能

先進安全装備(ADAS)も抜かりない。キャデラックはADASの開発にも余念がなく、アメリカ本国ではスーパークルーズというハンズオフ走行の機能も実装されている。日本仕様にはハンズオフ機能までは付かないが、最高レベルのADASが与えられた。しかもすべてが標準装備。ADASをオプション設定としている他のブランドと違い、安全にこだわるキャデラックらしさといえるだろう。

●キャデラック XT6 プラチナムのインパネまわり。ウッドパネルが贅沢に使用されている
●キャデラック XT6 プラチナムのコックピット。熱感応式赤外線センサーによる「ナイトビジョン」は、メーター中央に表示される
●キャデラック XT6 プラチナムのADAS。クラストップレベルの性能を標準装備している

パワートレーンには、CT6やXT5と同じ3.6リットルV6ユニットと9速ATの組み合わせを採用。燃費対策として、V6エンジンは気筒休止機能も備える。駆動方式は、もちろん4WDだ。

●キャデラック XT6 プラチナムの3.6リットルV6ユニット。9速ATと組み合わせられ、314馬力/368Nmを発揮する

日本でキャデラックというとオーナーの年齢層が高そうなイメージが残るが、本国ではそうでもないようだ。特にこのXT6に関しては、30〜50歳代の年齢層が1番のボリュームゾーンで、しかも半分以上が完全新規の顧客だそうだ。もちろん、GMジャパンもその世代をターゲットとして認知させたい方針だという。若い世代の心も掴みつつある、新世代キャデラック。ドイツ車ばかりが目立つプレミアムSUV市場に、大きな風を起こすことができるだろうか。今後が楽しみな1台が登場した。

●北米でのXT6の購入者層を表したグラフ。若い世代が新たにオーナーとなっていることがわかる
●キャデラック XT6 プラチナムのLEDヘッドライト
●キャデラック XT6 プラチナムのリヤコンビランプ。キャデラックらしい縦型のテールは健在だ
●キャデラック XT6 プラチナム

●こちらは同時に発表されたXT5のマイチェンモデル。ATが8→9速へと進化した
●発表会にはXT6のオリジナルスイーツが用意されていた。発表会場は、東京・日の出桟橋にあるカフェ「Beside Seaside」

 

<文&写真=編集部・青山>