白く塗ってるだけじゃなかったのか! ホワイトレタータイヤやホワイトリボンタイヤの作り方

黒に映える白い文字。これはホワイトレタータイヤと呼ばれるもので、昔からレーシングカーなどに採用。最近ではカスタムの一種として、SUV用やバン用のリプレイスタイヤなどで見かけることが多い。そしてホワイトリボンタイヤ。昔のクルマに詳しい人なら見たことがあるだろう、タイヤの外側が一周グルっと白くなっているタイヤのことである。

●横浜ゴムが東京オートサロン2020で出展したホワイトリボンタイヤ「ラジアル360スチール」。サイズはC2コルベット用で、P205/70R15
●古いアメ車には、やはりホワイトリボンが似合う

●こちらはPARADA PA03。ホワイトレターが鮮やかなバン・小型トラック用のドレスアップタイヤ

そんなホワイトレターやホワイトリボン。タイヤは黒いので、一部が白くなっているだけでなんだかかっこいい! というわけで、自分で白く塗ったりして自作している人もいるらしい。でも、タイヤはゴムなので伸びたり縮んだりする。塗った部分も当然伸縮するわけで、繰り返し伸び縮みさせていると、塗った部分がひび割れしてきてしまう。せっかくカッコよくしたいと思ったのに、逆にみすぼらしくなってしまうことも…。

そこでタイヤメーカー謹製のホワイトレターやホワイトリボン。どう作っているのか? まさか上記DIYと同じように白い塗料で塗っているとしたら…やはりひび割れてしまうのだろうか?

結論からいけば、つくり方が違うのだ。あの白い部分は塗料ではないという!

今回は、「ホビータイヤ戦略」という方針のもの、ヒストリックカー向けタイヤやカスタム向けタイヤを中心に数々の楽しいタイヤを世に送り出している横浜ゴムに、ホワイトレターやホワイトリボンタイヤの作り方を聞いてみた。すると…

「ホワイトレター、ホワイトリボンともに、製造は塗装ではございません。成形過程でホワイトのサイドトレッドを巻き(白いゴムをサイドに入れる)、加硫後にタイヤのサイドをバフ掛けしてホワイトを出しております」

とのこと!
 

白くしたい部分に白いゴムを貼り付け(もちろん加硫させて一体化)、そして削るという工程を経て、あの鮮やかな黒/白のコントラストが生まれるというわけ。白い部分はもちろんゴムだから、伸縮を繰り返してもひび割れすることはない。手間暇がかかっているのである。

〈driver@web編集部・柿崎〉