2017/12/27 ニュース

フォードの名がついに復活! WRC4大ワークスの戦いは一層激しくなる!?

WRカーの開発がさらに進むか

来季WRC(世界ラリー選手権)のマニュファクチャラーズエントリーリストに、フォードの名前が加わった。2017年までは、Mスポーツというレーシングチームが走らせてきたフォード フィエスタWRCは、正式にワークスマシンに格上げされた。フォードがWRCに復帰するのは2012年以来。空白の5年間もフォードは車両の提供こそ行ってきたが、MスポーツがフィエスタWRCを走らせてきた。Mスポーツがセバスチャン・オジェと共に今季マニュファクチャラーズとドライバーズのダブルタイトルを獲得したのが、この復活に関係しているのは明らかだ。ワークス活動になるということは、活動資金が保障され、マシン開発の資金も潤沢になるということ。今までチームの資金だけでやりくりしてきたMスポーツにとっては、スポンサー集めに走りまわることも少なくなり、ようやく腰を据えて落ち着ける状況となった。そして、ライバルチームに負けていた資金力も、イーブンになった。フィエスタWRCの開発は一層進むだろう。新世代ラリーカーを導入したての2017年は、各チーム手探り状態だった。勝手がわかった2年目が本当のスタートなのかもしれない。トヨタ、シトロエン、ヒュンダイ、そしてフォードの4大ワークスが出揃った2018年。真のイコールコンディションで勝つのはどのチームなのか? 果たしてトヨタは? 楽しみな2018年シーズンの開幕は、もうすぐそこまで迫っている。
©RedBull  ●デビューイヤーの2017年は選手権3位に終わったトヨタガズーレーシングWRT。宿敵にフォードという大きな後ろ盾ができ、チャンピオンシップ争いは一層激しさを増すだろう

WRCオフィシャルサイト

RANKING