勝田貴元、日本人初のWRC2優勝なるか? Rd.02 ラリー・スウェーデン Day3

photo by Keigo Yamamoto ●デイ3を走り終えた勝田貴元。2位との差は12.2秒。差を守りきり、WRC2日本人初優勝なるか?

Rd.2 Rally Sweden 2018
Day3 SS9~16

トップスタートの洗礼をうけながらも、首位キープ。

デイ3のSS走行距離は約120km。3つのSSを午後にもリピートしたあと、2本のショートステージで終える8SSで争われる。この日のトップニュースは、勝田貴元の快走だろう。

前日をクラス首位で終えた勝田は、この日初めてのトップスタートを迎える。「(昨年WRC2チャンピオンの)ティデマンドが難しいと言ってた理由がわかりました」とコメントする通り、1本目のSS9はタイムが伸びない。

「トップスタートの難しさがわかりました。轍がすごくて、先行するWRカーの轍にフロントを合わせるとリヤがまったく合わなくて、いつリヤが飛んでいっちゃうか分からない状況でした。踏んでいっても前に進んでくれないなか、なんとか走り方を変えて2本目からはうまくいきました」

勝田は持ち前のドライビングセンスをいかんなく発揮し、次のSSからは最後までトップ勢のタイムを出し続けてきた。

「ピレリタイヤも初めてで、(昨年までの)ミシュランに比べてサイドが柔らかくてまだ馴染めていないです」と話しながらも、地元スペシャリスト達を抑え、デイ3も首位をキープ。日本人としては初となる、WRC2クラス優勝も見えてきた。

同じマシンで、こちらも快走を見せてくれた新井大輝は、エンジントラブルの不運に泣いた。一時は勝田と1-2のタイムでステージを走り終え、クラス4位まで順位も上げてきていた。しかし、SS13で原因不明のエンジンストップ。大幅にタイムロスし、結局クラス7位でデイ3を走り終えている。

聞き手=山本佳吾