2018/04/04 ニュース

これは漫画か! 大谷翔平が本拠地・初打席でホームラン! 佐藤琢磨が始球式!

日本人、スゴイだろ!と、つい叫んだ大谷翔平選手が新加入したロサンゼルス・エンゼルスのホーム第2戦は、夢のようなゲームになった。大谷選手が打者としてで地元アナハイムに初登場した試合の始球式を、なんとインディ500ウィナーの佐藤琢磨選手が務めたのだ。数日前に自身にとって初となる始球式登板のオファーを受けたという佐藤選手だが、野球にはほとんど馴染みがなくボールに触れるのも初めて。オファーを受けてから、動画サイトなどを見ながら研究をしたり、野球経験のある関係者を相手に密かにピッチングの猛特訓を重ねて、この日に臨んだのだという。3日程度の短い期間にもかかわらず、練習に使用した新品のボールに刻まれた手跡が練習の集中度を物語っていた。●佐藤選手の始球式の模様を連続でどうぞ!






●背番号は30。自身のインディーカー車番だ
初の始球式に感動する佐藤選手自身のインディカー車番でもある30の背番号をつけたエンゼルスのユニフォームに身を包んで挑んだ始球式では、キャッチャーミットのわずか手前への投球。だが日本人初のインディ500ウィナーは堂々のパフォーマンスで、日本からやってきたスーパールーキーのホーム初戦を見届けようとスタジアムに詰めかけた地元ファンを沸かせた。マウンドを降りた佐藤選手は、「初めてのピッチングがメジャーリーグのマウンドで。聖域ともいえる場所に立つこと自体に大きな意味があると思い、緊張しました。スタジアムが大きいので(ホームベースまでの)距離がないように見えるのですが、想像以上に遠かった。また機会をいただけるなら今日の経験を生かして届くように練習をしたいと思います」とコメント。この日、初対面を果たした大谷選手に対し、「日本ですごい活躍をしてメジャーに来てこの数日で新たな記録を立てて素晴らしい活躍をしているまさにその瞬間に大谷選手とお会いできたので、ボクとしてもうれしい瞬間でした。フィールドは違えども日本人同士で通じ合えるところがりますから、お互い良い意味で刺激を受けあって、結果を目指して頑張っていこうと。今日はボク自身もモチベーションが上がりましたし、逆に普通ではできないような経験、体験をさせて頂いて本当に感謝しています」と、エールを送った。なんてこった。大谷選手がいきなりホームラン!その直後の大谷選手である。先のピッチャーとしての初勝利に続き、ホームでのメジャー初打席を3ランホームランで飾ったのだ! この試合、4打数3安打の爆発ぶり。チームはインディアンズ戦を11対2の快勝を決めた。大谷選手と佐藤選手の夢のコラボは、われわれ日本人にとってこの上なく誇らしげなものになった。
●始球式を終えて笑顔の佐藤選手。今シーズンの活躍にも期待!
文と写真=ケニー中嶋

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